2022年09月05日
夫の浮気の発覚、20~40代の世帯において、そのほとんどがLINEと
いったSNSによるものです。
妻によっては相手女性のインスタグラム・ツイッター・フェイスブックなど
を徹底的に調べ上げて浮気の証拠をつかんだ、なんてケースも今では珍しく
ありません。
不倫中はとかく油断しがち、気を抜いてしまいがちなことが多く、ついつい
外出先での様子や食事内容などをアップしてしまい、それがもとで不倫が
発覚してしまうというような、みずから墓穴を掘ってしまうことがあります。
SNSというものは、人によっては私生活をもろに露出してしまう場合もあれば
その一方で実体がつかみにくい場合もあります。
例えば、「どうやら夫はSNS上で出会った“もも”という女性と不倫している
ようだ。この“もも”に慰謝料請求したい」と妻が考えたとします。
ここで問題となるのは
・この“もも”は夫が既婚者であることを知ったうえで交際していたのか
・“もも”の本名・住所は分かるのか
ということです。
この点が明確でないと慰謝料請求は難しくなります。
SNS上では自分の素性を明かすことなく相手と密なやり取りをすることが
可能です。住所はおろか、フルネームすら掴むことが困難なこともあります。
SNSは不倫の証拠の温床となっている側面もあれば、相手によっては
(特に用心深い相手だと)まったく実態がつかめないという側面もあります。
冒頭に記載したように、SNSの情報を駆使して夫の浮気相手を特定して
しまうケースもある一方で、夫が浮気していることは分かっているけれども
SNS上では全く不審な点がなく追及できないというケースもあります。
SNSを上手に活用しながらも、過度に振り回されることのないようにする
ことは、これからの私たちにとって非常に厄介な問題ですね。
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