離婚、子どもにどう伝える?

2021年03月01日

離婚することになった、離婚をするかもしれない、離婚を考えている、、、

といった離婚の話を子どもにどう伝えるのか?

離婚の話をする際は、子どもへの最大限の配慮が求められます。

 

まず絶対に避けてほしいことは

小さい子どもの前で「養育費」や「慰謝料」といった言葉を使うことです。

ネット検索の時代ですから、小さい子どもであっても、聞いた言葉を

簡単に調べることができます。

 

子どもが高校生や大学生の場合、大人びて見えてもまだまだ子どもです。

たしかに現代の子どもたちは、昔に比べて遥かに“離婚”ということに対して

免疫をもっています。

子どもたちは漫画・ゲーム・ドラマ・小説などを通して、ごくごく当たり前

に“離婚”というワードを知っています。

それがどういうことを意味するかまでしっかり理解しています。

 

高校生にもなると、かなり大人びた言葉遣いや考え方をしますが、

離婚がいざ自分の家に降りかかってくると、話は別です。

必ずショックを受けます。

 

ですから、親の方で「この子はもう大人だから」と判断して、離婚に

ついて全てを話してしまうのはお勧めできません。

離婚の原因が例えば夫の不倫や借金だった場合、子どもに事実をありのまま

に伝えることは酷な話です。

絶対に話してはいけないというわけではなく、子どもの精神的な成長度合い

を見極めながら、段階的に話をしていくことが大切です。

15歳では理解できないことでも、22歳になれば少しずつ受け入れら

れるように心の容量が変化していきます。

精神年齢というものは、子ども一人ひとり違いますから、そのつど親が

慎重に見極めていくほかありません。

 

ただ離婚の話をするタイミングとして、受験や入社試験、スポーツの大会

など、子どもの人生の一大イベントが控えているときは絶対に避けるべき

です。

 

離婚の話は、子ども同士でも反応はそれぞれ異なりますし、どの程度

受け止められるかは親であってもすべてを窺い知るのは不可能です。

そのため最大限の配慮が必要となるわけです。

 

Category:離婚相談, 秋田っていっすな~ 日々奮闘する女性行政書士のブログ

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