たかが弁当、されど弁当

2021年09月17日

夫婦の関係が良好でなくても、世間体や経済的な事情から、離婚はせずに

夫婦関係を続けていくことはよくあることです。

 

関係が良好でない夫婦が同居を継続するために、食事や寝室を別々にして

いるケースもあれば、その反対に、食事や家事は変わらず妻が行っている

ケースもあります。

夫とはもう何年も口をきいていない状態でも、最低限、食事や洗濯は妻が

担うというルーティーンが守られているような家庭も沢山あります。

 

家事は毎日次から次へと溢れ出してくるものなので、ある程度夫婦が協力

して取り組まないと家がすぐに散らかってしまいますし、家事が溜まって

いるとお互いのストレスにもなります。

 

家事の分担ややり方に関しては、夫婦であっても、長年暮らしていても

折り合えない点は多々出てきます。

家事に対する不満は意外と根深く、いつまでも覚えている人も少なく

ありません。

 

ある夫婦は、前日の夜に大きな喧嘩をしました。翌朝、妻は夫のために弁当を

作りましたが、夫は機嫌が直っておらず、3日続けて妻の弁当を持って行きま

せんでした。

1年後に妻が離婚を切り出したとき、この弁当置き去り事件のことを非常に

根に持っていたと、夫が驚いた事例があります。

 

もう一つ、別の夫婦の話です。

妻は日頃から夫に対して不満を抱えていたため、夫が出した弁当箱を洗いませ

んでした。

妻は「自分で洗えばいいでしょ」と気にも留めていませんでしたが、

夫がことのほか傷つき、「なんでおれの弁当箱だけ洗わないんだ」と逆上した

事例もあります。

 

いずれも事例も、一方は「このくらい大したことじゃない」と感じており、

他方は非常に傷ついていたことが共通しています。

家事一つとっても、それが相手に対する愛情発信だったり、気持ちの確認の

意味を持つこともあります。

家事がスムーズに流れているかどうかも、夫婦関係の一種のバロメーターに

なるのかもしれません。

家事が滞っているときは、自分もとても疲れていたり、相手がいら立っていた

りするかもしれません。

出来ることなら、お互い労いの気持ちを忘れずにいたいものですね。

Category:離婚相談, 秋田っていっすな~ 日々奮闘する女性行政書士のブログ

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