妻を振り回す夫~後編~

2023年06月30日

普段から「離婚だ」と言ってくるのに、いざ妻が離婚を進めるとなると

応じてくれない夫、、、妻が本気で離婚を進めるためにはどのようにしたら

よいのでしょうか?

 

まず何より一番大切なことは「離婚する」という意思が固まっていること

です。「どんなことがあっても揺るがない」という意思を貫かないと、離婚

は難しいと思ってください。

 

離婚に応じない夫の場合、妻が曖昧な態度を取ると、特に問題のない離婚

条件に難癖をつけたり、子どもを口実に離婚に反対したり、話し合いを避け

たり、時に妻の同情を引いたりと、あの手この手で離婚を回避しようとし

ます。こういった夫の言動により、離婚を迷うようであれば、離婚はしばら

く保留にするべきかと思います。

 

離婚を迷う余地があるならば、まだ夫婦関係が修復できるということの

裏返しでもありますから、離婚を急ぐ理由はありません。

離婚か夫婦関係の修復か決断できないときは、たとえば期限を設けて

夫の態度が改善するかどうかを見極めてみるとか、いろいろ工夫を重ねて

みてもいいかと思います。

「やり直してみよう」と少しでも思えたようであれば、離婚はいったん

忘れて、夫婦関係の修復に努めることを第一に考えてください。

 

離婚の意思が完全に固まった場合は、夫が納得するまで何度も離婚の

意思を伝え続けていきます。

ここで人によっては、夫に「離婚しない」と拒絶されてしまい、何も

行動できないということがあるようですが、そのような場合でもめげずに

離婚の意思を根気強く伝え続けていくことが大切です。

本気で離婚したい場合は、相手に「妻は本気で離婚したいんだ」と自覚

させることが大切です。

初めのうちは「何言ってんだ」「どうせ本気じゃないだろ」と一蹴される

かもしれません。

夫に強く反対されると怖くて、次が言い出せなくなってしまうかもしれ

ませんが、先へ進むためには相手が受け入れてくれるまで伝え続けるしか

ありません。

(それでもどうしても相手が離婚を拒絶する場合は、調停や弁護士に依頼

するという選択肢があります。)

 

そして夫が離婚に同意したら、機を逃さず、すばやく離婚の条件を取り決め

て書面を作成するようにしてください。

夫が離婚に同意してからはスピード勝負です。

とはいっても、急ぎ過ぎて離婚条件がおろそかになってしまわないよう

事前の下準備は欠かさないでください。

 

離婚は相手あってのものですから、こちらのペースで進めていくのは

本当に至難の業です。

すぐに離婚できるノウハウや自分にプラスになる離婚の取り決め方など

といったウルトラCはそうそうありません。

相手を説得するには根気強さが必要ですし、離婚の取り決めには慎重さが

求められます。

自分一人で抱えるには負担が大きいなと感じたら、周囲に弱音を吐いたり

専門家の手を借りたりと、少しでも楽になる方法を取り入れてください。

Category:離婚相談, 秋田っていっすな~ 日々奮闘する女性行政書士のブログ

2023年6月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  
New Entries
Categories
Archives
Others