離婚の速度

2022年09月26日

時間という観点で離婚を大きく分けると、じっくり時間をかけて進めていく

離婚と、あまり時間をかけずに急ぎで進めていく離婚の2種類があります。

どのような違いがあるのでしょうか?

 

まずは時間をかけて進めていく離婚についてですが、これは

○自分の気持ちがまだ100%定まっていない

○相手がなかなか離婚に応じてくれない

○養育費や慰謝料などの条件がなかなかまとまらない

といった、本人の気持ちや条件面での折り合いがついていない場合が

多く見受けられます。

条件面などの話し合いにおいては、互いが譲らず、時に紛糾してしまうこと

もあります。

お互いが冷静に考える時間も含めて、数年単位の時間が必要になるケースも

沢山あります。

また「私は本当に離婚に踏み切っていいのかしら」と不安を感じている

ような場合は、自分が心から納得できるようになるまでは、無理に離婚を

進めていく必要はないと思われます。

 

一方で、時間をかけない方がいい離婚も中には存在します。

たとえば、お互いに離婚の意思は固まっていて、条件面も取り決めている

ような場合は、相手の気が変わらないうちに早めに離婚の手続きを済ませた

方がいい、というのが離婚のセオリーだったりもします。

離婚において大切なことは、双方の意思と条件面です。

この2つがある程度まとまっているようであれば、あまりダラダラと

時間をかけずに、早急にとりまとめることをお勧めします。

こういったケースで時間をかけてしまうと、既に取り決めた条件を下げら

れてしまう2つの要素が発生しやすくなるからです。

1つ目の要素は、本人の気が途中で変わってしまうこと、2つ目の要素は、

周囲(親や兄弟姉妹、親戚)からあれこれ口出しをされることです。

こうなってしまと、その後の話し合いはあまりいい流れにはならないことが

多くなります。

 

離婚を考えている夫婦には、それぞれ適切なタイミングがあります。

そのタイミングを逃すと、いつまでたっても離婚がまとまらなかったり

離婚をしたくても、経済的な不安や子どもへの配慮から、離婚を回避せざる

得ない状況に陥ることがあります。

またその反対に、心底納得していないのに、先走って離婚して後悔して

しまうこともあります。

このような場合、当事者だけで冷静に判断することが難しかったりもします。

迷ったときは専門家に相談することをお勧めします。

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“離婚セミナー”9月開催のおしらせ

2022年09月16日

9月開催の“女性のための離婚セミナー”についてのお知らせです。

本日発行の『marimari』に9月開催の“女性のための離婚セミナー”に

ついて掲載しております。

※マリマリニュースの欄(8ページ参照)に掲載しております。

 

このセミナーは

〇離婚をする気はないけれど、離婚の知識はつけておきたい

〇離婚を考えているが、何から始めたらいいのか分からない

〇友人や家族が離婚するので、いろいろ話を聞いてみたい

などといった、さまざまな理由でこれまで多くのお客様にご参加頂いて

おります。

 

ゆっくりとしたペースで進行しますので、離婚の知識がゼロの方でも

安心してご参加頂けます。

 

また「他の人とは顔を会わせたくない」「一人で受講したい」といった

要望にもお応えしております。

お申込みの際にその旨をお伝えください。※追加料金はかかりません。

 

またセミナー特典としまして、セミナーの参加者には

面談1時間分(通常3,000円)が無料となっております。

この機会にぜひご利用ください。

以下がセミナーの詳細となります。

~女性のための離婚セミナー~

■日時:9/28(水)・29(木)・10/4(火)・6(木)

各日ともに10時開始、所要時間は1時間程度。

※お好きな日をお選びになってご参加ください。

■場所:秋田市広面字土手下94 フランスビル2階

■参加費:1,500円(税込)

■お申込み:☎018-853-8770までお電話ください。

※ホームページのお問い合わせフォームからでもお申込み

頂けます。

※お問い合わせフォームがうまくご利用になれないときは

メール(info@unoki-gyosei.jp)でお問い合わせください。

 

※ホームページよりお申込み頂く場合、以下の点にご注意ください!

問い合わせフォームからお申込み頂くと、当事務所のPCより自動返信

メールをお送りします。

迷惑メールブロックをされている方はご注意ください。

返信メールをお送りできない場合は、当事務所よりお電話を差し上げる

こともございますので、お申込みの際にお電話番号も入力して頂けると

助かります。

 

セミナーではコロナ対策のため、密集しないよう心掛けておりますので

ご安心ください。マスク着用のうえ、ご参加ください。

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離婚の切り出し方

2022年09月12日

人にもよりますが、離婚話というものは切り出しにくいものです。

特に、相手から離婚の同意が得られそうもない場合や夫と口をききたくない

場合などは、どのタイミングでどう伝えるのか、頭を非常に悩ませる問題で

す。

 

離婚の切り出し方としては

①直接会って伝える

②メールや手紙で伝える

③まずは別居して、時期をみて伝える

といった方法があります。

SNSの普及も相まって、最近では②を選択するケースが多いように思えます。

口では直接言いにくいことも、メールにするとあっさり伝えられるという方

は少なくありません。

 

ここで気を付けるポイントが2つあります。

1つ目のポイントは、離婚したいとう意思だけでなく、離婚の決意が固い

ことを伝える必要があるということです。

そしてそのためにも、ある程度相手が納得できるような離婚理由を添える

ことが大切です。

単に「離婚したい」とだけ言われても、そもそもよほどの事情(相手の不倫

や暴力など)がないと、言われた側としては「本気で言っているか分からな

い」「こちらを試しているのか」「単なるわがままなのか」と、半信半疑な

受け止め方をしてしまいます。

こちらが離婚したい思った理由を明確に伝えなけば、相手の理解を得て

離婚を進めていくことが難しくなりますから、最初の伝え方が肝心です。

 

離婚を切り出す際、女性に多いのが「夫のすべてが嫌い」「一緒にいる

ことがもう無理」「夫のすべてを受けつけない」というような、抽象的な

表現で離婚理由を告げてしまうケースです。

このような場合、夫は混乱してしまい「何が離婚の原因なのか分からない。

納得できない」と離婚を拒絶する方向へ向かってしまいます。

男性は女性に比べ、理論的だと言われているように、理屈できちんと説明

しないことには納得できない方が多いです。

離婚を切り出したものの、離婚には応じないという相手の思わぬ反撃を受け

て、離婚を撤回してしまうこともざらにあります。

 

相手に反論されて、離婚を引っ込めてしまう程度であれば、まだ離婚に

踏み切る時期ではなかったということです。

自分の離婚の決意は誰に何を言われても翻らないという意思を固める

ことが、離婚を切り出す2つ目のポイントになってくると思います。

 

逆に言えば、離婚の決意が本気だということ、いくら説得されても翻意する

ことはないこと、離婚の理由を明確に伝えていること、この3つが揃えば

相手も真剣に向き合わざるを得なくなります。

 

そしてこちらの離婚話に夫が耳を傾けるようになったら、そこから離婚協議

のスタートとなります。

離婚を切り出す場合、離婚の決意と離婚理由、この2つが曖昧になってしま

うと、相手を余計に苦しめてしまうことにもなりますから、抑えておいて

頂けたらと思います。

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SNS不倫の難しさ

2022年09月05日

夫の浮気の発覚、20~40代の世帯において、そのほとんどがLINEと

いったSNSによるものです。

妻によっては相手女性のインスタグラム・ツイッター・フェイスブックなど

を徹底的に調べ上げて浮気の証拠をつかんだ、なんてケースも今では珍しく

ありません。

 

不倫中はとかく油断しがち、気を抜いてしまいがちなことが多く、ついつい

外出先での様子や食事内容などをアップしてしまい、それがもとで不倫が

発覚してしまうというような、みずから墓穴を掘ってしまうことがあります。

SNSというものは、人によっては私生活をもろに露出してしまう場合もあれば

その一方で実体がつかみにくい場合もあります。

 

例えば、「どうやら夫はSNS上で出会った“もも”という女性と不倫している

ようだ。この“もも”に慰謝料請求したい」と妻が考えたとします。

ここで問題となるのは

・この“もも”は夫が既婚者であることを知ったうえで交際していたのか

・“もも”の本名・住所は分かるのか

ということです。

この点が明確でないと慰謝料請求は難しくなります。

 

SNS上では自分の素性を明かすことなく相手と密なやり取りをすることが

可能です。住所はおろか、フルネームすら掴むことが困難なこともあります。

SNSは不倫の証拠の温床となっている側面もあれば、相手によっては

(特に用心深い相手だと)まったく実態がつかめないという側面もあります。

 

冒頭に記載したように、SNSの情報を駆使して夫の浮気相手を特定して

しまうケースもある一方で、夫が浮気していることは分かっているけれども

SNS上では全く不審な点がなく追及できないというケースもあります。

SNSを上手に活用しながらも、過度に振り回されることのないようにする

ことは、これからの私たちにとって非常に厄介な問題ですね。

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