2023年09月15日
夫が単身赴任である場合、気を付けなければならない点が沢山あります。
まず第一に、浮気や不倫をしやすい環境にあるということを認識しておく
必要があります。
お互いの監視の目がないため、単身赴任中は女性に対して脇が甘くなって
しまうケースが多々見受けられます。加えて、浮気相手が夫の同僚である
場合、継続的な関係になってしまうリスクが高くなります。
第2に、夫婦で過ごす時間が減るため、すれ違いが多くなるということ
です。嫌でも顔を合わせる同居生活とは異なり、人によっては、月に1回、
年に数回しか会えないケースもあります。
会話量が不足するため、家族で共有しておく情報を共有できていないこと
が増えてしまいます。
第3に、金銭に関するもめごとが増えやすいということです。
単身赴任の場合、世帯が2つになりますから、生活費も当然増えます。
離れて暮らしているため、相手の生活の様子がよく見えないために
「なんでこんな高価な物を買ったんだ」「相手だけいい暮らしをしている」
といったことが起こりやすいのもまた事実です。
マイナス点ばかり強調してしまいましたが、いずれの問題も夫婦でしっかり
コミュニケーションをとれていれば、防ぐことが可能です。
何より問題なのは、相手の大変さを思いやれなくなることです。
夫は寂しさ、妻は忙しさから、相手を思いやる余裕がなくなることも
あります。
ただ、「自分ばかり大変」と思ってしまっては、うまくいかなくなって
しまいます。
夫に対しては、家族と離れて寂しく一人暮らしをしながら頑張っている。
妻に対しては、一人で家事と育児を切り盛りして家庭を守っている。
こんなふうに、相手の頑張りを称えることが何より効果的です。
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2023年09月08日
2022年に実施した「全国家庭動向調査」において、夫婦の家事分担に
ついての調査結果が出ました。
その結果によると、妻が家事を担う割合は、80.6%という非常に高い
数値が出ました。
家事時間の平均は
妻が平日は247分、休日は276分
夫が平日は47分、休日は81分
という結果でした。
平日においては、妻は夫の約5倍の時間を家事に費やしていることが
分かります。
育児に関しては、妻が78%の割合を担っており、平日は夫の約4倍と
なる524分、休日は約2倍となる724分もの時間を費やしていること
が明らかになりました。
この調査は1993年から5年ごとに行われており、今回が7回目となり
ます。
2008年の段階では妻の家事負担割合が85.5%でしたが、14年
経っても、その割合は高いままであり、まだまだ家事負担が妻に偏っている
ということがはっきりしました。
男性の育児休暇を積極的に推奨するような制度ができても、理想的な
ライフ・ワーク・バランスはまだまだ道半ばです。
夫婦共働きが主流の現在、家事育児と仕事を両立している女性には本当に
頭が下がります。ただ、家事育児負担が大きすぎると、精神面や体力面に
限界がきますから、家庭内での負担割合については夫婦でよく話し合う
必要がありますし、社会全体の問題として常に注視していかなければ
ならないと今回つくづく思いました。
※この記事は2023年8月22日付『秋田魁新報』の記事の抜粋になります。
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2023年08月25日
9月開催の“女性のための離婚セミナー”についてのお知らせです。
本日発行の『marimari』に9月開催の“女性のための離婚セミナー”に
ついて掲載しております。
※マリマリニュースの欄(8ページ参照)に掲載しております。
このセミナーは
〇離婚をする気はないけれど、離婚の知識はつけておきたい
〇離婚を考えているが、何から始めたらいいのか分からない
〇友人や家族が離婚するので、いろいろ話を聞いてみたい
などといった、さまざまな理由でこれまで多くのお客様にご参加頂いて
おります。
ゆっくりとしたペースで進行しますので、離婚の知識がゼロの方でも
安心してご参加頂けます。
また「他の人とは顔を会わせたくない」「一人で受講したい」といった
ご要望にもお応えしております。
お申込みの際にその旨をお伝えください。※追加料金はかかりません。
またセミナー特典としまして、セミナーの参加者には
面談1時間分(通常3,000円)が無料となっております。
この機会にぜひご利用ください。
以下がセミナーの詳細となります。
~女性のための離婚セミナー~
■日時:9/5(火)・7(木)・12(火)・13(水)
各日ともに10時開始、所要時間は1時間~1時間半程度。
※お好きな日をお選びになってご参加ください。
■場所:秋田市広面字土手下94 フランスビル2階
■参加費:1,500円(税込)
■お申込み:☎018-853-8770までお電話ください。
※ホームページのお問い合わせフォームからでもお申込み
頂けます。
※お問い合わせフォームがうまくご利用になれないときは
メール(info@unoki-gyosei.jp)でお問い合わせください。
【ホームページよりお申込み頂く場合、以下の点にご注意ください!】
お問い合わせフォームからお申込み頂いた場合、当事務所より自動返信
メールが届きます。迷惑メールブロックをされている方はご注意ください。
返信メールをお送りできない場合は、お電話を差し上げることがございます
ので、お申込みの際にお電話番号も入力して頂けると助かります。
セミナーではコロナ対策のため、密集しないよう心掛けておりますので
ご安心ください。
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2023年08月18日
離婚が差し迫っている段階や、まだ検討しているという段階において
夫婦で話し合った末に“別居”という形をとっているご家庭について
考えてみます。
別居の場合、一番ネックになるのが「婚姻費用」いわゆる「生活費」です。
どちらか一方が実家に戻るようであれば、そこまで問題にはなりませんが
出て行く方が新しくアパートを借りるとなると、単純に生活費が2倍かかる
ことになり、婚姻費用の金額に大きく影響してきます。
別居における婚姻費用は裁判所が提示している算定表をもとに、当事者が
話し合って取り決めます。
話し合いがうまくいかない場合は調停で取り決めます。
共働きの場合は、妻の収入と夫から支払われる婚姻費用で毎月の生活を
やりくりしていきますが、妻が専業主婦の場合は、夫からの婚姻費用が
生活費の中心となります。
婚姻費用で難しいのは、いつまで別居状態を続けるのかという点です。
婚姻費用を払い続ける夫としては、2世帯状態が続くことで費用が膨らむ
ことを快く思っていない場合が多く、この婚姻費用を原因として「離婚」
へ一気に進んでしまうこともあります。婚姻費用を負担し続けるよりは
離婚して、養育費を払う方が経済的に楽だと考えた結果です。
そもそもお互いに思うところがあって別居しているため、同居生活に
戻ることはお互いにとっては(時に子どもにとっても)かなりのストレス
となります。
一度別居してしまうと、精神的な負担が激減するため、より以前のような
同居生活には戻れなくなってしまうことがあります。
このように、別居を解消して同居生活に戻るという選択肢がない場合は
夫からの婚姻費用の比重を減らしても生活できるという形を少しずつ
整えていく必要があります。
夫からの婚姻費用が生活の中心になってしまうと、夫の出方によっては
全く身動きがとれなくなってしまう状況に陥ってしまう危険性があるから
です。
「夫が離婚を切り出してきたけれど、収入がないから離婚はできない」
「夫が別居を解消するよう迫ってきたが、同居は絶対に無理」
「夫が婚姻費用を払わないと言ってきたが、どうしたらいいのか」
「夫が勝手に婚姻費用を減らしてしまった」
「本当は離婚したいけれど、婚姻費用がなくなるのは困る」
というケースはよくあります。
婚姻費用の支払いが長期に及んでくると、“別居の解消”か“離婚”かという
話が相手から出てくる可能性が高くなります。
不測の事態に備えて、まずは心構えだけでもしておくことが大切です。
・子どもが大きくなって働けるようになるまでは婚姻費用を払ってもらえる
ようにしっかり取り決めておく。
・婚姻費用の減額に備えて、収入を増やす。
・しばらくは別居を続け、いずれは離婚したいと考えているようであれば
離婚に向けた準備を進める。
といったように、自分のできる範囲で対策を立てておくと、いざというとき
慌てずにすみます。
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2023年08月10日
当事務所は8月11日~16日までお休みとなります。
17日(木)午前9時より通常営業となります。
なお、ホームページからのお問い合わせは随時受け付けております。
17日以降に順次返信致しますので、あらかじめご了承ください。
ホームページからのお問い合わせがうまく出来ない方は、下記のアドレス
にメールをお送りください。
メールアドレス:info@unoki-gyosei.jp
よろしくお願いいたします。
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2023年08月04日
離婚における取り決めは夫婦によってさまざまですが、なかでもとりわけ
重要なのが“養育費”についてです。
養育費は、取り決め事項の中でも、特にその内容を詳細にしておく必要が
あります。
人によっては、支払期間が長期に及ぶことから、その決定には非常に神経
を使います。支払金額・支払期間・子どもの進路によって増額や減額を
どうするかなど、きちんと取り決めておかないと、のちの争いの種になっ
てしまう要素だらけです。
できるかぎり具体的に取り決めておくことが、将来の紛争防止に役立ちます。
この養育費取り決めの成否の鍵を握っているのが、夫の養育費に対する
考え方です。
かつては「養育費なんて払わない」と啖呵を切る男性が大勢いました。
そのように振舞うことで妻を困らせたり、離婚を回避したいという狙いが
ありました。また本気で養育費を払う必要はないと思い込んでいるケース
もありました。
現在では、養育費算定表を誰でもすぐに確認できるようになったこと、
養育費請求調停という選択肢もあり、養育費の認知度は昔とは比にならない
ほど高くなりました。
「養育費は払わないといけないもの」という考え方の男性が増えてきたと
実感することが多くなりました。
養育費に対する考え方は人(男性)よって本当に異なります。
養育費をしっかり払って父親の役目を果たそうと考えている人もいます。
また、そこまで前向きではなくとも、一般的な金額ならば養育費の支払いは
続けていこうと考える人もいます。
このようなタイプの男性は、養育費に対する意識が高く、話し合いがまとま
りやすい傾向にあります。また一度取り決めたら支払いが滞る心配もほとん
どありません。
その一方で、養育費は少しでも金額を抑えたいと考える人や、養育費は
出来る限り支払いたくないと考える人もいます。
離婚する夫がこのタイプであれば、養育費の話し合いが難航することが予想
されます。そもそも養育費の取り決め自体が出来なくなるような事態に陥る
ことも想定しなくてはなりません。
養育費の取り決めは、支払期間や金額、支払方法など、細かく協議していく
必要がありますから、とても骨の折れる作業です。
人によっては、途中で何度も交渉がストップしてしまうことも多々あります。
しかし、離婚後の生活のためにも、何よりお子さんの将来のためにも、どれ
だけ交渉が難航しても、養育費の取り決めはしっかり行ってください。
時には、養育費に関する資料や書籍なども活用して、相手にその重要性を
理解させる努力も必要になります。
私がこれまで見てきたケースのなかには、「養育費は払わない」と言って
いた夫が、最終的には算定表通りの額を約束してくれたり、妻の粘り強い
交渉により、養育費の額が上がったという人も沢山いらっしゃいます。
養育費の話し合いは粘り強く、またときに専門家の意見も参考にしながら、
書面に残すところでまでたどり着いてほしいと思います。
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2023年07月28日
離婚の話し合いにおいて、妻が一番疲れてしまうのは、夫が誠実でない
ことです。
話し合いに応じなかったり、前に取り決めた離婚条件を大きく下げたり、
振り回されるのは、たいがい妻です。
話し合いに誠実に臨まない男性の多くは、離婚条件をコロコロ変えて
きます。またその理由も曖昧だったりします。
・以前決めた金額はやっぱり払えない
・よく考えたら、払う必要はない
といったことを言ってきます。
一度取り決めた条件を変えられると、妻としては
・あの話し合いは一体何だったのか
・この先も到底信用できない
と、夫に対し疑心暗鬼になってしまいます。
この状態が続くと、通常であれば、夫婦の話し合いで穏便に済むはず
だった離婚協議が、遅々として進まなくなり、その結果、調停や弁護士
案件に発展してしまうことも珍しくありません。
こういった離婚条件をコロコロと変えてくる夫は、少なからずとも
妻との婚姻生活に対し、何かしらのマイナスな感情を抱いていることが
多いように思えます。
大げさに表現するならば、意図的かどうかは不明ですが、
離婚協議を通じて
“妻を困らせてやろう”“これまでの仕返しをしてやろう”
と思っているのかもしれません。
離婚条件を頻繁に変更する夫に対しては、妻としても当然毅然とした
態度を取って対処していきます。
夫に振り回され続けると、精神的に疲弊して、離婚協議に対する意欲が
低下してしまいがちです。
ですが、お互いが納得して離婚協議を進められるように、その都度
夫の言動を記録して、調停に備えておくようにしてください。
何よりも避けてほしいことは、夫の不誠実な言動につられて、夫に対し
暴言を吐いたり、子どもを会わせないといった行動をとることです。
ひどい仕打ちを受けると、つい反撃したくなりますが、ぐっとこらえて
冷静な大人の対応を心掛けるようにしてください。
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2023年07月24日
7月31日(月)は、研修のためお休みとなります。
8月1日(火)午前9時より通常営業となります。
なお、ホームページからのお問い合わせは随時受け付けております。
ホームページからのお問い合わせが難しい場合は、下記のアドレスまで
直接メールをお送り頂いても結構です。
アドレスはこちら→info@unoki-gyosei.jp
8月1日以降、順次ご返信致しますので、あらかじめご了承ください。
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2023年07月21日
離婚における財産分与はその金額も大きいことから、夫婦にとっては
慎重に行う必要があります。
離婚の財産分与は主に、自宅、預貯金、自動車、保険(解約金含め)など
があり、どのように分けていくのか神経をとがらせる場面です。
財産分与は夫婦で折半というのが基本的なルールです。
しかし、なかには夫に明らかな離婚の原因があり、夫も非を認めて反省
しているような場合は、妻に自宅を財産分与として分与するようなケースも
あります。
ほかにも同様の理由で、預貯金を多めに渡すようなケースもあります。
財産分与は夫婦によっていろいろですが、基本的には取り決め自由です。
どちらかが損することなくフェアに行う場合は、もめる確率は当然に低く
なります。
その反対に、どちらかに偏った財産分与をしようとすると、もめる確率は
途端に高くなります。
離婚協議でもめる点としてよく挙がるのが、“”最初に取り決めたことを後に
なって大きく変更すること“です。
誰でもそうだと思いますが、最初に80もらえると思っていたものが
あとから70に下げられるとすごく損した気になりまし、一度取り決めた
約束を反故にされたことに対しても、怒りを感じてしまうと思います。
これは仕方のないことで、だからこそ離婚の取り決めは時間をかけて
双方納得いくように行うことが一番大切です。
容易に変更することがないようにするため、相手に対して
“出来ない約束はしない”ということも大切です。
またこれに加えて、よほどの事情を除き、財産分与はフェアに行うことを
心掛けるという点も離婚協議を円滑に行うポイントです。
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2023年07月07日
7月開催の“女性のための離婚セミナー”についてのお知らせです。
本日発行の『marimari』に7月開催の“女性のための離婚セミナー”に
ついて掲載しております。
※マリマリニュースの欄(8ページ参照)に掲載しております。
このセミナーは
〇離婚をする気はないけれど、離婚の知識はつけておきたい
〇離婚を考えているが、何から始めたらいいのか分からない
〇友人や家族が離婚するので、いろいろ話を聞いてみたい
などといった、さまざまな理由でこれまで多くのお客様にご参加頂いて
おります。
ゆっくりとしたペースで進行しますので、離婚の知識がゼロの方でも
安心してご参加頂けます。
また「他の人とは顔を会わせたくない」「一人で受講したい」といった
ご要望にもお応えしております。
お申込みの際にその旨をお伝えください。※追加料金はかかりません。
またセミナー特典としまして、セミナーの参加者には
面談1時間分(通常3,000円)が無料となっております。
この機会にぜひご利用ください。
以下がセミナーの詳細となります。
~女性のための離婚セミナー~
■日時:7/18(火)・20(木)・25(火)・26(水)
各日ともに10時開始、所要時間は1時間~1時間半程度。
※お好きな日をお選びになってご参加ください。
■場所:秋田市広面字土手下94 フランスビル2階
■参加費:1,500円(税込)
■お申込み:☎018-853-8770までお電話ください。
※ホームページのお問い合わせフォームからでもお申込み
頂けます。
※お問い合わせフォームがうまくご利用になれないときは
メール(info@unoki-gyosei.jp)でお問い合わせください。
【ホームページよりお申込み頂く場合、以下の点にご注意ください!】
お問い合わせフォームからお申込み頂いた場合、当事務所より自動返信
メールが届きます。迷惑メールブロックをされている方はご注意ください。
返信メールをお送りできない場合は、お電話を差し上げることがございます
ので、お申込みの際にお電話番号も入力して頂けると助かります。
セミナーではコロナ対策のため、密集しないよう心掛けておりますので
ご安心ください。
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