離婚後の名字の変更、どうなる?

2020年02月28日

離婚することになり、婚姻中の姓(夫の名字)を名乗り続けることを

選択したものの、やっぱり旧姓に戻したい!

こういったケースは珍しいことではありません。

ただ離婚する際に一度性を選択してしまうと、いつでも旧姓に戻れる

わけではありません。

 

「いつでも旧姓に戻れるわけではない」

どういうことかと言いますと、よく誤解されがちなのが

“旧姓=生まれたときの名字”だと思われている方が多いということです。

そのため、何度離婚しても、生まれたときの名字を名乗ることができると

考えているケースが少なくありません。

 

これは大きな間違いです。

 

例えば、秋田花子さんが佐藤太郎さんと結婚し、離婚します。

その際に、佐藤の姓を名乗り続けることを選択しました。

数年後に、佐藤花子さんは鈴木二郎さんと結婚し、その後離婚します。

ここで花子さんは、秋田姓に戻るか、鈴木を名乗り続けるか、迷います。

しかし、離婚後の名字は、旧姓か、婚姻時の姓かの2択です。

そしてここでいう旧姓とは「一つ前の姓のこと」です。

 

つまり、花子さんは鈴木二郎さんと離婚した場合

1.鈴木を名乗るか

2.一つ前の名字である佐藤に戻るか

この2つしか選べないということになります。

 

どうしても秋田の名字に戻りたいというようであれば、家庭裁判所で

氏に関する調停を申し立てるしかありません。

また申し立てたからとからといっても、容易に秋田姓に戻れるかどうかは

分かりません。裁判所の判断に委ねることになります。

 

このことは意外と知られていませんので、離婚時の姓の選択を簡単に

考えてしまうケースも多々あると思います。

しかし、自分の名前は一生ついて回る問題ですし、人によっては「家名」を

残すことを第一に考えている場合もあります。

離婚時の姓の選択は慎重に行ってください。

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離婚後の名字の悩み

2020年02月25日

離婚したあと、旧姓に戻るのか、婚姻時の姓を名乗り続けるのか、

迷う女性は大勢います。

どちらの姓を選択する方が多いのか、正確には分かりませんが、ここ数年

私が接したお客様の多くは「婚姻時の姓を名乗り続ける」方を選択して

いました。

 

その理由として挙げられるのは、やはり「子どものことを考えて」と

いうことです。

〇突然名字が変わると、子どもが学校で嫌な思いをするから

〇周囲に「親が離婚した」とすぐに分かってしまうから

というように、子どもに少しでも不自由な思いをさせたくないという

理由が大半です。

 

人によっては、離婚するタイミングを子どもの進学のタイミングに

合わせるケースもあります。

中学校に入学するとき、高校に入学するときに合わせて離婚をすると

名字が変わっても周囲に気付かれにくいというメリットがあるからです。

 

また子どもの件に加えて、仕事上の問題も絡んできます。

〇職場の同僚にはすぐには知られたくない

〇名字が変わると、これまで通りの仕事がしにくくなる

〇名字変更に伴う手続きが面倒くさい

といった職場での立場に配慮して、名字をそのままにする方もなかには

いらっしゃいます。

 

上記のように、自分は本当は旧姓に戻りたいけれども、子どものことや

仕事のことを考えるとそうもいかないと悩むケースがよく見受けられます。

 

離婚時に一度選択した名字はそう簡単には変更できません。

後日変更するとなると、裁判所の許可が必要になりますし、必ず変更できる

との保証はありません。

 

名字の問題はこの先ずっと背負っていくことになりますから、しっかり

検討して決断しなくてはなりません。

 

 

 

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妻の稼ぎ>夫の稼ぎ=夫のストレス

2020年02月21日

「妻の稼ぎが夫より多いと、夫のストレスが大きくなる」との研究結果が

イギリスで発表されました。

 

この調査は15年以上結婚している夫婦(同棲のみも含む)6000組を

対象にしています。

調査によると、男性の心理的苦痛は、男性が単独で家計を支えている場合

から女性の収入が増えるにつれて、徐々に下がります。

女性の収入が世帯年収の40%を占めるケースが「もっとも幸せ」となり、

男性の心理的苦痛が低くなります。

しかし、この40%を過ぎ始めると、男性の心理的苦痛が上昇し始め

女性が男性の収入を超えたり、女性が唯一の稼ぎ手になると、男性の

心理的苦痛はさらに上昇したといいます。

 

では女性の収入が男性を上回ると、男性はなぜストレスを感じるのか?

 

それは昔から「夫が稼いで妻を食わせる」「男性が家族のなかで1番の

稼ぎ手である」といった社会的慣習が根強く残っていることが原因だと

この研究では発表されています。

 

このイギリスの研究結果は現代日本にもずばり当てはまるように思えます。

この男女平等時代に、女性が男性の収入を上回ることはもうそこまで

珍しくはないものの、そこに対して抵抗感や劣等感を抱く男性は少なく

ありません。

 

当たり前のことですが、収入が高い方が労働時間が長いことも多いため

家庭に割く時間が少なくなります。

日本では家事育児をしっかりこなせる男性はそう多くないため、妻が

仕事中心で家事育児に割く時間が減ると、夫婦間のパワーバランスが崩れ

やすくもなります。

 

今後ますます女性の社会進出が進み、男性より稼ぐ女性が増えてくると

予想できますが、家庭内のバランスをどう保つのかも同時に考えてくこと

が非常に重要な課題ですね。

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妻の口撃は夫に効きます

2020年02月18日

夫婦喧嘩が始まると、売り言葉に買い言葉で、思ってもないようなことや

普段そこまで気にしていないことを大げさに話してしまったりと、ついつい

お互いにヒートアップしてしまいがちです。

 

また夫婦喧嘩を利用して、普段言えないようなことや、これまでずっと

溜め込んできた不満を相手にぶつけることもあります。

 

どこの夫婦でもよくあることですし、夫婦喧嘩の内容をいちいち真に受けて

いたら生活が成り立ちません。聞き流すのが一番です。

ただ、離婚が視野に入っている夫婦の場合、話は別です。

 

一方もしくは双方が離婚を検討している夫婦の場合は、夫婦喧嘩において

相手が何を言ったか、その発言によっては、離婚に大きく舵を切ることが

あります。

 

「あのとき夫から言われた言葉で離婚を決めました」

「あの言葉だけは絶対に許せません」

「ああ言われたことで悩んでいた気持ちが吹っ切れました」

といったように、夫婦喧嘩の最中に出た夫の言葉が離婚を後押しする

ようなことがあります。

もちろん夫婦喧嘩での発言だけが離婚の決め手ではなく、ほかにも

深刻な離婚原因が存在することが大半ですが。

 

その反対に、妻が放った一言で夫が撃沈してしまうケースもあります。

男性はデリケートな一面をもった方が多く、普段は強気であっても

夫婦喧嘩で妻に言われた発言をねちねち気にして引きずる人が少なく

ありません。

 

妻から言われたことを根に持ち、何日も妻を無視してみたり、事あるごとに

過去の発言を持ち出したりと、妻からすると「まだあのときのことを

引きずっているのか」と驚きを通り越して、呆れてしまうこともあります。

 

妻の言葉を気にして、夫が「無視する、ふてくされる、いじける、怒る」

と気持ちを思い切り全面に出すケースをよく聞きます。

妻からすると身勝手な態度ではありますが、このことによって離婚が足踏み

状態から加速していくことがあります。

夫婦間で離婚話が浮上していている場合、なおかつ、離婚を望まない場合は

相手にかける言葉には十分配慮してください。

夫婦はお互いのことを知り尽くしているからこそ、相手の急所に刺さる

言葉を発してしまうことがありますので。

 

 

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離婚後の養育費が増額改定

2020年02月14日

最高裁の司法研修所は、離婚後に支払う養育費の算定表の改訂版を

2019年12月に公表しました。

この算定表は、離婚後に子どもの養育費を取り決める際に、調停や

裁判などで使用されるもので、見直しは16年ぶりとなります。

 

算定表は夫と妻の年収、子どもの年齢や人数によって、目安となる養育費

の額を計算するものです。

もともと現行の算定表は、「金額がすぎる」「この金額では生活ができない」

との声が圧倒的に多く、問題視されていました。

以前から何度も「早く改訂してほしい」と議論にあがっていました。

そのため今回の改訂では、現在の社会情勢や税制を反映し、結果として

全体的に養育費が増加傾向になっています。

 

例えば、夫の年収が450万円、妻が200万円で、妻が親権者となり

10歳の子どもを一人引き取った場合、夫が支払う養育費は現行の

月2万円~4万円から、4万円から6万円と変更になります。

 

すでに家庭裁判所のホームページにも改訂版が反映されておりますので

誰でもすぐに確認することができます。

養育費を取り決める際の参考資料として、使用して頂けたらと思います。

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“離婚セミナー”2月開催のお知らせ

2020年02月07日

今月開催の“女性のための離婚セミナー”についてのお知らせです。

本日発行の『marimari』に今月開催の“女性のための離婚セミナー”に

ついて掲載しております。

 

このセミナーは

〇離婚をする気はないけれど、離婚の知識はつけておきたい

〇離婚を考えているが、何から始めたらいいのか分からない

〇友人や家族が離婚するので、いろいろ話を聞いてみたい

などといった、さまざまな理由でこれまで多くのお客様にご参加頂いて

おります。

 

ゆっくりとしたペースで進行しますので、離婚の知識がゼロの方でも

安心してご参加頂けます。

 

また「他の人とは顔を会わせたくない」「一人で受講したい」といった

要望にもお応えしております。

お申込みの際にその旨をお伝えください。※追加料金はかかりません。

 

またセミナー特典としまして、セミナーの参加者には

面談1時間分(通常3,000円)が無料となっております。

この機会にぜひご利用ください。

 

以下がセミナーの詳細となります。

~女性のための離婚セミナー~

■日時:2/18(火)・20(木)・25(火)・26(水)

各日ともに10時開始、所要時間は1時間半程度。

※お好きな日をお選びになってご参加ください。

■場所:秋田市広面字土手下94フランスビル2階

■参加費:1,500円(税込)

■お申込み:☎018-853-8770までお電話ください。

※ホームページのお問い合わせフォームからでもお申込み

頂けます。

 

※※※ホームページよりお申込み頂く場合、以下の点にご注意ください!

問い合わせフォームからお申込み頂くと、当事務所のPCより返信メール

が届きます。迷惑メールブロックをされている方はご注意ください。

返信メールをお送りできない場合は、当事務所よりお電話を差し上げる

こともございますので、出来ればお申込みの際に電話番号も入力して

頂けると助かります。

 

—————————–メール相談のご案内—————————–

〇離婚相談に行きたいけれど、忙しくて秋田市まではなかなか行けない

〇直接会って話すのは緊張するので、メールで相談したい

といった皆様の声にお応えしまして、当事務所ではメール相談を行って

おります。

料金は1時間半3,000円です。

あらかじめご予約頂いた1時間半をじっくり使って相談することが

できます。

 

メールのやり取りはできる限りスムーズに行ってまいりますので

あとになって「あれ聞き忘れてた」「もっと質問したかった」を

極力減らすよう努めております。

 

実際にお客様とやり取りした結果、7~10往復くらいできます。

みなさん事前に聞きたいことを準備されている方がほとんどですので

1時間半のやりとりでご満足頂いております。

メール相談をご希望のお客様はホームページのお問い合わせフォームより

お申込みください。

Category:事務所からのお知らせ, 秋田っていっすな~ 日々奮闘する女性行政書士のブログ

本日は節分、恵方巻

2020年02月03日

今日は節分です。恵方巻を買って帰る予定です。恵方巻は恵方を向いて

食べるとよいとされていますが、今年は西南西です。

そもそも恵方とは、その年の福徳をつかさどる年神様のいる方角を指し、

その方向に向かって事を行えば、何事も吉とされています。

 

恵方巻の食べ方として、

太巻き一本を、西南西を向いて、願い事をしながら黙々と最後まで

食べきるとよいとされていますが、これが毎年全くできません。

 

方角はまだしも、最後まで話さずに食べきるというのが出来ません。

つい途中でおかしくなってしまって、笑い出したり、吹き出したり

してしまいます。

 

毎年「今年こそは」と思うのですが、ここ10年一度も達成できず、、、

情けない限りです。

そして今日も、チャレンジはしますが、挫折しそうな予感がプンプンです。

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